家と錦鯉と私〜承認欲求を手放した物語〜

こんにちは、高橋久美です。

今日は、仙台の持ち家の件で
管理をお願いしている不動産屋さんと
打ち合わせをしてきました。

半年ぶりの元・我が家の庭は、
庭師さんにカットしてもらって
随分とスッキリしていました。

 

前はこんな感じでしたが・・・

まるでジャングルだった庭が

すっかり綺麗に、明るくなりました!

切りすぎ? 大丈夫、また生えますから!

前から見るとこんな感じ。

Before。トトロが住んでそう。

After。人が住んでそう。

 

天井裏に猫が入って来るとこや
縁側の合板がフニャけてるとこなど、
大工さんにあちこち見てもらって
修繕の見積をお願いしました。

不動産屋さんの奥さんが、
「何とか安くしてね!ここも直せる?」
と全部取り仕切ってくれ、
ご主人もあちこちチェックして回って、
私は、見てるだけ(笑)。

大工さんが帰って、
ご近所の不動産屋さんのお家に移動。

 

お紅茶とケーキをご馳走になりつつ、
色々おしゃべりしました。

高橋
「本当に何から何まで、ありがとうございます!
安心して横浜に引っ越せます」

奥さん
「あんたのこと娘みたいでねぇ。
あの家は一人じゃ手に負えないわ、
夫婦で住むならまだしも。
そもそも、何であそこの家買ったの?

高橋
「それがですね・・・」

見栄で無駄に広い家を買ってしまいました

私がこの家を買ったのは、
平成25年の7月のことでした。

ちょうどその頃、私は
スピリチュアルおばさんにどっぷりで、
(※プロフィール参照)
どうにかそのおばさんから一目置かれようと
おばさんの好きなブランドの服や和服を買ったり、
ボーナスをお布施につぎ込んだりしていました。

そんなある日、事件は起こりました。

信者の一人が仙台の一等地にある
タワーマンションを購入したのです!!

 

招かれておばさんや信者たちで遊びに行くと、
まず、広々としたエントランスに
ホテルのロビーのようなソファやテーブル、
造花ではない本物の花の巨大な花瓶が置いてあります。

エレベーターを上がると、
フロアは内廊下になっていてフカフカのじゅうたん敷き、
部屋の中もドラマに出てきそうな、
モデルルームのような小洒落たインテリアでした。

スピリチュアルおばさんは、
「いいじゃない!」
とお気に召したようで、
その後もしょっちゅう遊びに行き
入り浸るようになりました。

羨ましい、妬ましい、悔しい!
私もおばさんに認められたい。

・・・そうだ!

庭付き一戸建てを買おう

向こうがマンションなら
こっちは一戸建てだー!!

おばさんは相当な日本びいきで、
食べ物から衣類から何から全てメイド・イン・ジャパンで揃え、
日本の伝統工芸品を買いあさる趣味がありました。

もしも日本庭園付きの和風な家に住んで
錦鯉とか秋田犬とかを飼ってたら、
タワマンなんかどうでもよくなって
私こそが一番の寵愛を受けられるに違いありません。

そして錦鯉&大型犬は富とステータスの象徴!!
タワマン野郎に私が上だってことを
分からせてやれるに違いありません。

 

私は最寄りのコンビニに走りました。
住宅情報誌をかっぱらい(フリーペーパー)、
パラパラと眺めてみると
ちょうど良さげな物件が目につきました。

これだ!と不動産屋さんに速攻電話し、
翌日に見学に行き、
親に保証人をお願いして審査を通し、
リフォームを手配し、
3ヶ月後には住み始めます。

テンションが上がった時の私は
誰にも止められないのです。

 

ちなみに、
錦鯉は福島の養鯉場まで見学に行くなどしましたが、
池の修理に想像を絶する予算が必要なため断念。
秋田犬も、一人暮らしで飼うのは
ちょっと難しそうなので自重しました。

スピリチュアルおばさんに報告すると、それでも
「やるじゃん」と褒めてくれ、
2回ほど遊びに来てくれました。
やったぜ!!

しかし、幸せは長くは続きませんでした。

消えたおばさん、残ったローン。

住宅ローンの支払いがあるため、
スピリチュアルおばさんへのお布施が
以前のようにはできなくなりました。

すると、おばさんは
「いたいけなOLさんからは
これ以上お金を受け取れないから、
距離を置きましょう」
と言います。

ええーっ!!そんなぁ・・・。

 

おばさんは私の目の前からいなくなり、
家とローンと固定資産税だけが残りました。

あんなに素敵に見えていた自分の家が、
急にガラクタに変わってしまったのです。

それから「だったら、お金を稼がなくちゃ」と
ごちゃごちゃ動き回って、
信頼できる友人と出会い、
どうやら色々とまずかったことに気づきます。

 

家を買うこと自体が悪い、
とは限りません。
(今の時代はなるべく身軽な方が良いとは思いますが。)

しかし、私の場合、
スピリチュアルおばさんに傾倒してたのも、
ローンで家を買うことも、
「自分が認められたい」という承認欲求、
つまりは自意識が原因でした。

その人から学んで仕事に役立てようとか、
不動産の投資をしようとかは
一切考えていなかったんですね。

それ自体はあんまり欲しくないのに
持ってるステータスとか
周りの人からの羨望の眼差しが欲しくて
私は、衝動買いをしてしまったのです。

選んだものを正解にしよう

しかし、買ってしまった過去は変えられません。

今からできることは、
買ってしまったこの家を
役立てていくことだけです!

 

まず大・断捨離を決行して
おばさんのいわく付きの物品を処分。

毎朝せっせと掃き掃除と雑巾掛けをして
清浄効果のあるお香を炊き、
家の「気」を高めました。

 

家具などの環境も整えて仕事に励んだり…

旧・作業部屋

 

散歩・瞑想・エネルギーの高い食事をみんなで実践する「朝活」を企画して友達を呼んだり…

6人分のキーマカレーを調理する様子。

瞑想部屋。この他に、寝室と物置があります。1人暮らしです。

自分の承認欲求を満たすためだった家に、
誰かに喜んでもらうための新たな使い道を
見つけることができました。

かつては復讐心と虚栄心に満ちてギラギラした私が
明るい笑顔の仲間たちに囲まれて、
心安らかに過ごせるようになりました。

なんとなく、家も喜んでくれている気がします。

今年で築48年になるこの木造平屋建てには、
私の精神的な成長の記録が、
欲望と憎しみを愛と友情に変えるエネルギーが、
「空気」となって刻まれているのです。

 

その役割を果たしてくれた愛おしい我が家を、
今、感謝の気持ちで手放そうとしています。

ステータスへの執着がなくなったら、
賃貸でも居候でもなんでも良くなっちゃったんですね。

誰か必要な人たちに住んでもらって、
また別の『愛と成長の物語』が紡がれていったら
家もきっと喜んでくれると思います!

自意識から取った行動はズレる

という話をするとややこしいことになるので(笑)

高橋
「友達がマンション買ったって聞いて、
うらやましくて、戸建が欲しくなりまして」

ぐらいにしておきました。

奥さん
「それは間違った買い物したねぇ」

高橋
「あははー笑」

そう、認められたい、見返してやりたい、
などの自意識から取った行動は大概ズレてます。
勉強になったからいいんだけど、
安くはなかった(涙)!

奥さん
「失礼だけど、高橋さん今幾つなの?」

高橋
「今年で34歳です」

奥さん
「あらー、まだ若いんだっちゃ。
結婚は?

高橋
「いやあ、ちょっとまだ相手もいなくて」

奥さん
「あらー、うちにもねーぇ、『いい人いたら
紹介してくれ』っていう人いたんだけど、
50歳じゃちょっと上すぎる?」

高橋「うーん、
家を片付ける方を先にお願いします。笑

奥さん
「あら、そう笑、
仙台のお父さん、お母さんだと思って、
何でも相談してね」

ご主人
「今日バスで来たの?
帰り車で送ってってやっから」

と、持ち前の可愛いがられスキルを
存分に発揮して参りました。

 

みんなも買い物するときは、
よーく考えようね!

  • 「見栄」や「承認欲求」じゃないか?
  • 自分は本当の本当に欲しいと思ってるのか?
  • 買ったら長期的に良くなるのか?

旧・高橋邸にご興味をお持ちの方は、SUUMOにて詳細をご覧ください(宣伝、笑)。

池は埋めちゃったので錦鯉は飼えませんが、犬は飼えると思います。

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